"ラ・ラ・ランド"とか"セッション"のデミアン・チャゼル監督作品ということで観る.
月面着陸で有名なアームストロングの話.演じるのはラ・ラ・ランドのライアン・ゴズリング.
冒頭~NASA入所直後は盛り上がりがなく,15分ぐらいで飽きる.全体的に間延びしており,2時間に収められれば良かった(本編140分超と長め).
肝心の月面着陸までのシーンがサクサク進みすぎていまいちわかりづらい.
また,あくまで僕は,という前提だが,奥さんとの葛藤とか再会シーンがピンと来ず,そこまで感情移入できず.女優さんの演技が合わなかったのかもしれない.
一方,ドッキング初飛行,アポロの最終テスト,月面に降り立つ瞬間のシーンなど,リアリズムがあり印象的なシーンも多く.
ストーリー自体は重厚になる要素満載だったので,惜しいと思える作品.もう少し脚色しても良かったのでは.63点.
嗅覚,味覚,聴覚…と,流行の旅に五感が失われていく感染症が流行する世界下でのラブストーリー.
コロナ以前の映画だが,非常にリアリティがある.まあとにかく視覚を失う直前の雰囲気が恐ろしい.感覚喪失の直前,症状とは言えあそこまで愛にあふれるのが何とも(それまでは基本ネガティブな感情).最後は触覚も失うのか…?
アイディアが面白く,どちらかというとパニックもの+ヒューマンドラマとして観たほうが面白いのでは,という印象.
その分ラブストーリーでしばらなくてもよかったんじゃないか?と思う.親子愛とか,友情とか,もうちょっと広げてたものも観たかった.
映像は暗いが,ちょっと陰鬱すぎた.72点.