なかなかとんでもない映画.
子育てをする母親が追いつめられる感じがリアル.
子供を虐待してしまう,というのは,どの家庭でも少し歯車が狂うだけで起こりうるんだ,ということを表現している.
菅野美穂,尾野真千子,高畑充希の3人の女優のパートからなるが,菅野パートがなかなかリアルで怖め.演技もさすが.尾野パートは「そんなことある?」という感じ.高畑パートは完全にかわいそう.全パートで子役の演技はとても良い.
前半がつまらないのと,後半も「そんなことあるか??」と非現実的に思えるシーンもあったように思う.あと夫(ときょうだい)陣が全員ともシンプルにクズ.もうちょい夫の葛藤とか複雑さが欲しかったような.
全体的にはかなりのめりこむ感じ.子育て中の人は特にだと思う.75点.
ウィル・スミス巡り.
この作品は…うーん,見やすかったけどなかなか感情移入できなかった.
まず邦訳がよくわからん.原題は"Collateral Beauty"で,ニュアンス的には"広がってく素晴らしいもの"みたいな感じだと思ったのだが...
娘を失った失意の主人公(ウィル・スミス)を,死,時間,愛に扮する人物たちが演技し,何とか社会復帰に持ち込もうとする話.
この時点でちょっと無理があると思うのだが…まぁこの点は回収されるのでよい.
たださすがにオチは「んん…??」となってしまった.唐突過ぎないか??実は伏線みたいなのがあった??
英語はかなり分かりやすいので勉強にはなったような.死を演じる老婆がよかった.65点.