- 作者: 奥本大三郎,開高健
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2001/11/16
- メディア: 新書
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開高健の文章はなんか好きです。
細切れ感があったので、もう少しうまくまとめて欲しかったなぁ。
以下、気に入った部分。
・生まれるのは偶然、生きるのは苦痛、死ぬのは厄介。
・男たちが本当に夢中になれるのは遊びと危機だけだとニーチェが言ったが、遊びを追っていけばきっと危機が登場するし、危機と対峙する心の中にはきっとどこかで新しい遊びが顔を明滅させる。
・…自分でかけた魚は自分であげなければならないのだ。着手したら最後、ひとりでたたかえ。やりぬけ。完成しろ。夢中になってしがみついている子と、絶え間なく声を発する父と、二人を乗せてボートは水と大魚に引かれて下流へ流れていった。子はおそらく生涯今日を忘れないであろう。子は成長して言葉やアルコールで心身を汚し、無数の場所で無数の声を聞きつつ緩慢に腐っていくだろうが、父のこの叫び声だけは後頭部に広がる朦朧とした薄明の中でいつまでも変形せず、解体しないで小さな光輝を発していることであろう。
- 作者: 辺見庸
- 出版社/メーカー: 新風舎
- 発売日: 2005/02
- メディア: 文庫
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あんまり…やった。でも芥川賞とってるんやもんなー。
発想は面白かったので、
個人的にはもっと終わりに意外性があっても良かった。