来週は前半3日間、日帰り出張になりました。
うち2日間は雑用、1日間は楽しみな講演会です。
都内に出るのがめんどくさいなー。
応物も迫ってるし、年度末も迫ってるし、3月末までは意外に忙しそうだ。
さて、読書と映画をば。
- 作者: 本多勝一
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 1981/12
- メディア: 文庫
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それまで埋もれていた南京大虐殺という史実を表舞台に再び持ってきて、
いろいろな議論を起こさせた作品として高名です。
この本多勝一氏には色々と批判もあるようですが、
民族のアイデンティティを一貫して尊重しているので僕はわかりやすくて好きですけどね。
この作品は、満州事変〜日中戦争〜太平洋戦争での日本の侵略の歴史を、
完全に中国側の視点で、被害者の証言を整然と時系列に並べています。
やや証言が誇張されている感は否めないとはいえ、
こういう事実が少なくともあった、
ということは日本人としてある程度知っておくべきだと思いました。
まあでもひどいですな。
特に人体実験、万人坑、南京あたりは凄惨です。
南京での被害者の数の30万人という数に関し、中国側が捏造しているのではないか、
という意見もあるようですが、まあこういうのは数じゃないですよ、きっと。
あとは中国人は、日本の政治的体制を批判しているのであって、
日本人そのものを同胞として扱っていますよ、という見解が証言ごとにあったのが印象的でした。
ともあれ、問題作というのは優秀なルポの証だと思います。
同じ系列ではカンボジア大虐殺とかもとても優れたルポだと思います。
- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- 発売日: 2009/10/21
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Milkという実在したゲイの政治家の物語。
蔑まれていたゲイの社会的権利を訴え、凶弾に倒れるまで。
意外に結構重たかったです。
てか主人公ひそかにI am Samの人ですね。65点ぐらいかな。