蟹工船

午前中は打ち合わせでした。
僕の専門外のところも多く、話についていけませんでした。
勉強します。
 
さて、本を読みました。
最近になって再び見直されているこの作品。
 
蟹工船 小林多喜二
http://www.aozora.gr.jp/
  
今回は青空文庫から引っ張ってきて読みました。
青空文庫著作権切れの作品をWebで掲載するという、
素晴らしいプロジェクトのHPです。
 
いやー、描写がすさまじいね。
ねっとりとした雰囲気をかもしだした文章は独特。
 
カムチャッカ海上の閉鎖されたボロ工船の上で、
蟹の汁にまみれてぶっ通しでタダ同然で使い捨てられる労働者の話。
一方で資本家は私腹を肥やし続ける、究極の二極化。
「糞壺」という肉体労働者が収容される部屋では、
脚気体罰に苦しむ人々であふれかえっています。
蟹の汁にまみれるのに風呂は月二回…ゾゾゾ。
結末は割とあっけない。
 
この作品が投げかける問題は、ちょっと現代に通じるものがあります。
だから最近流行ってるんやろね、蟹工船