怒涛の日々が終わり,10月.
まあそれでもいろいろやることはあるのだが.
今月から人の育成が新たに始まったのだが,育成は苦にならないし(自分でも意外),そもそも僕よりはるかに優秀でできた子なので(かなりの社会経験があるように見えるレベル),調整業務とか品質管理に比べると精神的な面では楽.
というか,一人で仕事回していたよりも精神的に楽になったまである.
まあそれでも夏からの激務から少しは解放されつつあるし,
ここらで会社午後休取ってトレラン→温泉やりたいけど,出社しちゃうと実験したくなるんだよなぁ.
さて,超久々に本の感想を.
大正時代に起きた,三毛別の熊害事件ベース.
確か2年ほど前札幌の本屋で偶然見つけ買ったはず.
前半は家族が熊に襲われるなど悲惨な描写が多いが,後半になるとマタギ vs 熊の心理戦になる.
警察官のチキンぶりが皮肉めいて描かれているが,社会人になって十数年経った視点で見ると,完全に組織あるある.
ラスト,熊を射殺するシーンのマタギのカッコよさは尋常じゃない.
マタギこそ,ヒグマの恐さを熟知している分誰よりも恐怖しているし,その恐怖に打ち勝って戦っている分価値があるのだ,というのは心打たれるものがある.
プロというのはそうあるべきだと肝に銘じておきたい.