昨日は胃痛で寝込んでしまった…
今日は調子も落ち着いたのでまったり映画2本など.
【ややネタバレあり】タイトル的にあまり期待していなかったのだが,あらすじを見ると面白そうだったので視聴.妻殺しのシーンを何度も繰り返しで追体験させられるのだが,徐々に謎が解けていくのと,主人公達の心理描写,罪悪への葛藤に目を離せず.
最後は「おお,なるほど!」という展開で,この手の映画にしてはすっきり腑に落ちて終わる.
途中,天井の扉を開けて以降の展開(主人公が色んな登場人物に憑依するところ)で分かりにくい部分はあったけど,暗喩的なものなのかな.
第二次世界大戦に実在した外交官をモデルとした作品.かなり重めでリアリティがあり,序盤から終盤までかなり引き込まれる.ドイツのソ連侵攻後のユダヤ人強制収容は臨場感満載で本当に恐ろしく.罷免への葛藤の中,千畝がどれだけ素晴らしいことをしたかが引き立つ演出だったように思う.
ビザ発給を決めるところの葛藤がもう少し深く描かれていればよかった.あとは太平洋戦争突入前後から終戦までの描写がちょっと雑?
2時間半近い大作だったが,それでも見始めるとあっという間で,見ごたえ十分な映画だった.