頑張れ、就活生

就活シーズンですね。
巷でも就活生は一目で分かります。初々しいので。
以下、過去の記事から、どうぞ。

 

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B3 or M1の春ごろから就活を意識するようになる。

主に書籍やHPで社会の構造や産業分野について分析を行った。

日経業界地図や四季報、就職ジャーナルなどをちまちま読んだ。

特に日経業界地図は面白いし、お勧め。

サイトは某巨大掲示板や「就職偏差値ランキングまとめサイト」を読んでたくらい。

また、日経のwebサイトで社会情勢をちょくちょくチェックするようになった。

理系は文系の職種も受けられるのがメリット。

専門に限らず、金融やマスコミ、旅行業界など、万遍無く調べると幅が広がって面白い。

 

5〜6月ごろにインターンが各社で催されるので、就活の練習の為にも応募するとよい。

この時の応募用紙がエントリーシートの土台にもなるし、

面接を事前に経験することで一年後の就活の雰囲気をつかむこともできる。

もしインターンに受かってそこで認められれば、

その会社へのパスができる企業がある(実質の内定)。

インターンは倍率が半端ではなく高いので落ちて当たり前。落ち込まないこと。

僕も某M社に応募して即落とされた。

 

秋ごろにリクルートマイコミジャーナル主催の説明会が大阪ドームなどで行われはじめる。

僕はこの辺には参加していないが、参加して雰囲気をつかんだ方がよいと思う。

そして就活サイトに登録するのもこのころ。

リクナビ、みんなの就職活動への登録はほぼ必須。

お好みでenや日経ナビ、毎日ナビなど。

 

年末から1月半ばにかけてはひたすらエントリーシート作成&エントリー。

この辺から一般的に言われる就活の本番。

エントリー(1〜3月)→説明会(1〜3月)→面接(4月〜)でサイクルが進む。

 

エントリーしたからといって絶対にその企業を受けなければいけないわけではなく、

説明会参加や面接の為に必須である(その企業に興味があり、受験する可能性がある)だけである。

なので、興味が少しでもある企業は片っぱしからエントリーする。僕は30社ほどエントリーした。

マスコミや旅行業界、インフラまでいろいろエントリーした(受けたのはそのうち数社)。

エントリーシートは一度書くと大抵使いまわせるので(自己PR、志望動機、学生時代に打ち込んだこと etc…)、

志望動機は企業が一番見るところなので、綿密に行うようにする。

みんなが書きそうにない先見性や熱意が込められていると凄く好ましい。

そして必ず就活経験者にエントリーシートを添削してもらい、

質の良い土台となる文章を早期に形にしておくこと。

恐らく就活前半で最も重要なポイントがここ。

エントリーシートでもかなりの人がふるい落とされる。

 

またエントリーする企業は有名企業のみではなく、

関連業界2番手や3番手、中堅企業も調べ、視野に入れて受験すること。

有名企業は倍率が少なくとも10倍、高ければ100倍以上などザラ、

いくらその人の実力があっても合格には運の要素も強く絡んでくる。

有名企業だけを十社以上受けても全社落ちることの方が多いと考えた方がいい。

早期に中堅企業の内定をもらって安心しておくこと。

 

説明会への参加は積極的に行うこと。

参加が面接の為の第一ステップである企業も多い。

定員はすぐに満席になることが多く、

必ず事前にチェックして募集日初日に参加申し込みすること。

僕もこれで何度泣かされたことか…。

説明会だけでなく、

面接日の予約もおなじこと。人気のある土日や午前中はすぐ埋まる。

目を光らせておくこと。

 

時には大学のリクルーター経由でしか参加できない場合もあるので、

就活担当の先生に問い合わせること。

リクルーターは同期の伝手を使って共有されることが多い。

同期の間でメーリングリストなどを用意しておくとよい。

学校推薦はほとんど形骸化しているといってよく、

とりあえずその会社を受けて内定をもらったら大学に報告、事後推薦をもらうといった形が多い。

もちろん先に推薦をもらって受験、といったプロセスも大学によってはありうるので、

推薦で受けようと思っている人は要確認(特に学部)。

 

説明会が他地方でも、場合によっては交通費を出してくれる企業もある。

それを機に数社まとめて説明会や見学に参加するのも手。

 

面接慣れの為に、2,3月から開始される外資系の会社の本選考(日系よりも選考開始が早い)もちょくちょく受けておくといいかも。

SAPやオラクル、マイクロソフトアクセンチュアなど。

ここらの倍率は高いので、なかなか受かることはない。落ちても落ち込まないこと。

 

3月中には適正試験(SPI)が始まる。

公務員講座を受けている場合は数的処理で似たような勉強をしていることもあり、楽になる。

内容は中学生程度の国語や数学。

僕は中津のテストセンターで受けた。

一度受けると他の会社を受ける際に使いまわすことができる。

2,3度受けるうちにコツをつかむと思われるので、

いい成績だと思われる結果(点数は非公開)を企業送信用に一度出しておけばあとは楽。

詳しくはSPI対策本を参照のこと。

 

4月になると面接全面解禁となり、

エントリーシートを生き残った人は順次グループワーク(GW)や面接のプロセスに入る。

GWははっきりいって慣れなので、場数をこなすとよい。

理系の場合、GWは少ないが、それでも自由応募のところはやるところも。

普段からディスカション能力の研鑽を意識すること。

就活する友達がいるなら、疑似討論会を開いてもよい。ディベート能力は特に重要。

 

面接で聞かれそうなことは必ず事前にストーリーを組んでおくこと。

聞かれる事項についてはそこらの就活本に必ず載っている。

面接のときは緊張しているので、普段答えることができる質問でも忘れてしまうことがままある。

必ず質問に対する出だしの部分の回答くらいは記憶しておくこと。

またこの時しゃべるネタをエントリーシートの内容と合わせておくこと。

 

面接では質問に対して最短経路の回答を心がけて行うこと。

面接は言葉のキャッチボールなので、聞かれてもない質問を延々と答えると致命的。

人事の人のベースは「この人と仕事がしたいか」だと思うので、

話が通じない相手とみられると凄く不利になる(僕もこれで落とされた)。

  

選考は、

エントリーシート→適正試験(SPI)→一次面接(若手社員)→二次面接(人事)→最終面接(幹部)

の順が多かった。

雰囲気的に各段階での通過率は、

エントリーシート 10 〜 50%

SPI 50 〜 100%

一次面接 20 〜 70%

二次面接 10 〜 50%

最終面接 70 〜 100%

である。

エントリーシートでまずふるいにかけられる。

SPIは重視しない企業が多いが、平均点を大きく下回るようだと落ちるようだ。

またSPIは前述したように一度高得点を出しておけば以降受けずに済むので楽。

一次面接の前にGWが課されるところもあったが、僕の受けた中では1社だけであった。

(理系は少ない?文系・外資系企業が好む傾向がある?)

一次面接で落ちたことはなかった。

一次面接では入社して5年目前後の若手の方が多く、肯定的に見られればあまり落とされないイメージ。

しかし、二次面接でほとんど落とされた。人事による面接ともなると、かなりシビアになるようだ。

最終面接ではほぼ最終意思確認の趣が強いが、油断しないこと。

僕も某S社の最終面接でお祈りされた(落ちること)。

とはいえ、大多数の人は二次面接が最大の難関かと思われる。

 

僕の場合、10社ほど受けて4社途中辞退、3社内定、3社不合格だった。

特に最終面接に近いところで落とされたことが多く、相当ショックだった。

精神的余裕を作るためにも、4月の早い時点でどこでもよいので内定を一つでも取っておくと楽になる。

 

就活仲間ができると情報共有ができて良い。

孤独に就活を行いたいときは(僕もそうだった)、

みんなの就職活動や2chを利用すると安心。


以上、辛いと思うけど頑張ってください。