最近なんか体調にすぐれないなあ,と思ったら,一人の時間がほとんどとれていないことに気付いた.
こういう時に思い出すのは,研究室時代の深夜実験待ち時間に見る京都の夜景だなぁ.よくカップ自販機のコーヒー飲みながら一息ついたっけ.
ちょうどこのブログ始めたあたりか.あれ以上の贅沢な孤独はそれ以降経験したことがない.
あのころはスマホもなかったから,司馬遼太郎の文庫や北海道の地図やぼーっと眺めながら休憩したり,適当に山降りて吉野家に入ったり.
気が向いたら,買っておいた回数券でスーパー銭湯に入って塩サウナ(似たような境遇の研究者が割といた).
もう少し前は,友達とお泊り準備して近くの公園で飯盒でお米炊いて,研究室にワクワクして泊まった.
深夜にゴキブリが出て,他研究室の同期(彼も泊まっていた)と騒いだりしたなあ...
一人の時間という意味では,分光計セットして深夜にPL測り倒しつつ夜食のラーメン食うとか至福やったな.
この時間が続くならドクター進学してもいいか,と思ったが,結局就職してしまい,ちょっと残念ではある.
将来今の環境が変わったら,またああいう時間の過ごし方をしたい.実験ならいつまで働いても苦ではないからな.