本のひとくち感想記

今週に入ってX線の装置が故障したそうです。
やるべき3つの実験のうち、
1つしかできなくなってしまいました。
(しかもその一つも中途半端になる)
うわぁぁ…
 
昨日は本の話題を出したので、
今年読んだ本でよかったものリストを。
 
・朽ちていった命 - NHK
→昨日の日記参照。
ドキュメンタリーの文庫としては過去最高だと思う。
 
項羽と劉邦 - 司馬遼太郎
→割と定番。
両雄の戦いの中で様々な故事が湧き上がってくるのはおもしろい。
ラストは少し尻すぼみな気も。
 
夜のピクニック - 恩田陸
→世を徹して歩く高校の歩行祭
作者の観察力溢れる表現にただ飲まれるのみだった。
いやあ、僕もこんな高校時代を送りたかった。
 
・もの食う人びと - 辺見庸
→食行為を通じて世界中を取材する筆者のバイタリティに乾杯。
ジャーナリズムの真骨頂!
 
・ぼくらのサイテーの夏 - 笹生陽子
→児童文学ですが、今になって読むとすごく爽やかな気持ちに。
 
四万十川―あつよしの夏 - 笹山久三
→ノスタルジックそのものの四万十川を舞台に、
一人の少年がひと夏を通じて成長する様を描いた秀逸作。
六部まで刊行されていますが、この初作が最もいいです。
後ろに行けばいくほど重くなっていきます。
 
・ユーモア小説集 - 遠藤周作
→軽い感じでサクサク読めます。
電車の中で読みやすいかも。超オススメ。
 
今は吉川英治三国志をモリモリ読んでいます。
サクサク進んで楽しいです。
 
(溜まっている本リスト)
・日本の昔話
・日本の伝説(以上柳田國男
文章読本
・陰翳礼賛(以上谷崎潤一郎
坂の上の雲司馬遼太郎