懐かしい夢

懐かしいというと少し前までは小学生あたりの少年時代のことを指していたのだが、

30代半ばになってみると高校ですら激しい懐かしさを覚える。

 

 

今日見た夢はそんな高校での陸上部での出来事。

文化祭で陸上部のメンバーが模擬店みたいなものを開いていて、何故か僕は他のみんなより一足早く引退していた。

 

 

いいなぁ、お店羨ましい、と思い、どこかからか手に入れた鍵で部室(BOXといってた)にこっそり入った。

特に何もせずその部室を眺めた後、僕は鍵をかけて部室から出た。

何故かその鍵がただ唯一の部室の鍵だったらしく、他のみんなが入れない騒ぎになっていて、焦った僕は部室の裏に回って鍵を返す機会を伺っていた。

そこを同期に見つかった。鍵はあったよ、と言われる。他の部員は普通に練習を始めていた。

 

 

というオチも何もない感じだが、異様に懐かしかった。

実際はこんなイベントはなかったのだが、当時の同期や後輩が鮮明に出てきてリアリティもあったね。こんな夢久々じゃないか?

 

 

それにしてももう高1から20年やもんなぁ…

高校時代は体力的にはしんどかったけど、僕を取り巻くみんなが元気でとてもいい時代だった。

島根遠征の時、夕方に宿舎そばの宍道湖をみんなで歩いたこととか、

合宿で学校に泊まったとき、近くの銭湯に行った後、夜の学食でうんと食わされ、武道室で寝たこととか、

冬が終わって春、試合会場まで明け方の淀川沿いを自転車で駆け、必死に場所取りしたこと、

秋試合が終わった長居公園、コンビニでジュース買って歩きながらみんなと鶴ケ丘まで歩いたこと、

冬の合同練習で100メートル100本走らされたこと、

枚方陸上競技場までのあぜ道、梅雨明けのプール50メートル20本、強化練習最後の日のエンドレスリレー、その日の終わりに見た夕焼けのトンボかけ。

 

 それでも元気やったもんな.

メンバー間でもいろいろ衝突はあったし,上の代の先輩がいがみ合って結局割と慕っていた先輩が辞めた,みたいな事件もあったけど,特定のグループを作ることもなく仲良しだったよな.

今戻ってもあの生活をこなせる気はしないけど、懐かしすぎて涙が出てくる。